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梅樹山 真東寺

 投稿者:こまいぬメール  投稿日:2008年 3月24日(月)22時49分56秒
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  昨日は埼玉県児玉郡美里町の真東寺に参拝してきました。



梅樹山 地蔵院 真東寺。本尊・地蔵菩薩。真言宗智山派。

八高線松久駅から10分ほど歩いたところにあります。一見、なんの変哲もない
ひなびたお寺です。



文政13年再建という本堂。特に変わったところはありません。

しかし、本堂横の坂道を登ると、小さな裏山を目一杯に使った、住職の手作り
になる四国八十八ヶ所のお砂踏み霊場、いわゆるミニ四国霊場があるのです。

しかも、よくある本尊の石仏が並んだものとは違います。



霊場の出発地点。中央の赤いお堂が1番霊山寺です。周囲には水子地蔵が
並んでいます。



大半の札所はこういう小さなお堂か、



こういう石の祠なのですが、中にはいろいろ凝ったところもあります。



17番井戸寺。寺号の由来となった面影の井戸(大師が一夜にして掘り、その
水に映った自分の姿を像に彫ったと伝えられ、のぞき込んで自分の姿が映れば、
その一年は無病息災という)があります。



22番平等寺。本堂に「いざり車」があることでも知られます。いざり車とは、
足の不自由な人が使った、車いすの前身のような箱形の車ですが、霊験を得て
足が治った人が、感謝を込めて奉納したものが残っています。このいざり車に
見立てた台車が置いてあります。



23番薬王寺。厄除けの霊場として名高く、33段の女厄坂・42段の男厄坂・61段
の男女厄坂が有名。それぞれ3段ほどですが、男厄坂と女厄坂があります。



32番竹林寺。高知県を代表する名刹。ここは竹林寺のシンボル・五重塔に
なっています。20番・70番・75番・86番などは普通のお堂や祠ですが、
51番石手寺は三重塔になっています。



45番岩屋寺。岩屋に本尊が祀られ、本堂脇のハシゴも再現されています。
上には奥の院の白山行場があります。

御朱印をいただいた際、ご住職から話を伺ったのですが、全行程は本四国の
ちょうど千分の一の1440メートルとのこと。そのほかにもいろいろこだわり
があるそうです。

ご住職は徒歩で4回四国を回ったそうですが、この霊場を作るきっかけに
なったのは2回目の遍路で、善通寺の戒壇巡りをしていたときのことだそう
です。突然、「お前は、坊主の衣を着ていても形だけで、中身は偽物の坊主だ。
体ではなく、心に衣を着なさい」という声が聞こえたので、非常に驚いたとの
こと。思えば戒壇巡りも興味本位で、いかにも自分は心が伴っていなかったと
反省したのだそうです。それで、予定を変更して善通寺にもう一泊し、朝の
お勤めに参加したとき、「高尾山の飯縄大権現を守護神として祀り、四国霊場
を開きなさい」という声が聞こえました。それで、寺に帰ると、早速高尾山
から飯縄大権現を迎えて守護神とし、荒れ果てていた裏山を切り開いて、霊場を
造ったとのことでした。

手作りテイストに満ちた四国巡りをしながら、世の中にたくさんあるお砂踏み
霊場とは違った熱意を感じてはいましたが、ご住職の話を聞いて納得した次第。

今は本堂前に(手作りの)五重塔を建設している最中ですが、ここには霊場の
完成を感謝して、飯縄大権現を祀るのだそうです。完成にはあと3年ぐらい
かかるだろうとのことでした。

いや、信仰の情熱による世界です。しかも、それが空回りしていません。
完成度の高い観光地を求める向きには満足できないかもしれませんが、
生きた信仰の息吹を感じることができます。お勧めです。

実は、ここで時間を取られて、昨日の主目的であった神社の御朱印をもらい
そこねたのですが、それも気にならないほど満足しました。

今は梅や白木蓮が咲いていました。桜や躑躅も植えられており、花を楽しむ
にもよいところです。
 
 
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