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Re2.空海の真理

 投稿者:こまいぬメール  投稿日:2009年 9月17日(木)23時38分38秒
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  >近藤様

> 現在的な価値観とはどういうことでしょうか?

これは、近藤さんの文章の

> 「この雨を、この風を、この荒れた海を、嵐を止めようと思うな!
> この地球は生きている。風は地球の呼吸だ!雨は地球の涙だ!
>  己が風になれ!己が嵐になれ!!」

という部分に対するものですが、「嵐を止めようと思うな!」と
いう発想は、気象の仕組みが解明され、それがいかなるものかという
知識があり、かつ、科学技術の発展によってある程度それに対処
できるようになった現代人だからこそ言える内容だと思うわけです。

少なくとも伝承によれば、唐への航海途上、嵐に遭った空海は
嵐を鎮めるため不動明王に祈祷したとされています。それは真相を
伝えていないと言うことは可能ですが、その後の生涯を見れば、
祈雨の効験をもって朝廷に重用されたように、「嵐を止めようと
思うな!」とは正反対の行動を取っています。

私はいつも思うのですが、私たちにとっての「当たり前」と、
百年前、五百年前、千年前の人々にとっての「当たり前」は全然
違うということを忘れるべきではないし、特に、古人の思想を
考える際には、そのギャップを心に留めておかなければ、思いも
かけない間違った解釈をしかねません。

そういう意味で、「嵐を止めようと思うな!」という発想は、
実は自然への畏怖が薄れた現代人ならではのものではないか、
と思うわけです。
 
 
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